派遣から始まった逆転劇。外国籍エンジニアが技術職へキャリアアップした話

Employee receiving a certificate for career advancement from temp to management

みなさんこんにちは。

今回は、技術系派遣会社からキャリアをスタートし、最終的に大手メーカーの正社員になった外国籍エンジニアの事例をご紹介します。

とある海外籍の求職者
私が派遣会社に勤めていたときに、外国籍の方の就職支援を行ったことがあります。その方は日系企業でNC旋盤という加工機を用いて切削加工を経験している方でした。
(ちなみにNC旋盤加工は、NC旋盤とは、金属材料を回転させながら削り、シャフトやエンジン部品などを製造する工作機械です。外径加工・内径加工・ねじ切り・溝入れなど複数の加工を1台で行うことができ、自動車や産業機械メーカーで幅広く活用されています。)

外国籍であったことも大きく影響し、就業先を見つけるのに苦労されていました。
そこで、私が就業先を探して周り、エンジンを開発している製造工場の会社から声をかけていただき、実際に就業が実現しました。そこでの役割は、エンジン部品の切削加工が主な業務であり、本人が経験している内容と非常にマッチ度の高い職場でした。

活躍の場が広がる
そこから、しばらく就業していただいていると、派遣先企業から、今はNCプログラミングをお願いしているとのことで、業務の範囲を広げていただいておりました。
また、しばらくすると生産管理システムの改修や、生産設備の設計など多岐に渡り活躍いただいているとのことでお話を受けました。

本人に話を聞いてみると、学生時代にCADやプログラミングを実習していたことがあったのでそれを活かして実務で実践してみると、意外と会社が求めていることを実現できて、今はそこも担当していますとのことでした。率直に本人のポテンシャルがすごいと思いましたが、そもそも派遣社員に対してこれだけのチャンスを与えられる環境ということがすごいと感じました。

着実にキャリアアップ
当初任されていたのはエンジン部品の切削加工でした。しかし、その後NCプログラムの作成を任されるようになり、生産管理システムの改修や設備設計業務にも携わるようになりました。一般的には別職種として扱われる業務領域ですが、本人の能力と努力、そして派遣先企業の育成姿勢によって業務範囲が広がっていったのです。

正社員へ
派遣先の会社からある日連絡を受けて、正社員として雇い入れたいとの要望を受けました。
本人としても意欲は高かったので、そのまま正社員雇用を承諾しました。
会社の規模としても日系の大手であったため、本人としてはこの上ないステップアップになったのです。

雇用にとらわれることなく、スキルを磨く時代
派遣会社というのは、昔の派遣切りのイメージもありあまりいい印象を持たれることはありません。ましてや直近の派遣カルテルのニュースもさらに世間へのイメージダウンになっているかと思います。ただ、派遣会社からのキャリアアップというのも明確に存在しており、正社員採用では経験不足として見送られるような業務でも、派遣という働き方を通じて経験を積めるケースがあります。キャリアアップの一歩目として適した環境という側面は目を瞑ってはいけない事実です。
派遣社員からスタートしたとしても、その先のキャリアまで決まるわけではありません。
むしろ、挑戦できる環境に飛び込み、自分の強みを発揮できれば、今回のように技能工から技術職へとキャリアアップできる可能性もあります。

大切なのは雇用形態ではなく、「どのような経験を積める環境に身を置くか」なのかもしれません。

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