電気主任技術者のキャリアアップ戦略

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みなさんこんにちは。今回は電気主任技術者の転職について、お話していきます。

電気主任技術者の転職先
 転職先には大きく分けて三つに分かれます。


・電気保安協会
・ビルメンテナンス
・プラント

 それぞれの特徴は
・電気保安協会
→電気事業法に基づき、年次点検・月次点検を行う電気保安のエキスパート
・ビルメンテナンス
→建物を管理する総合設備会社。建物の維持管理全般を任せられ、電気設備、機械設備のメンテナンス、清掃など。
・プラント
→工場または発電所の維持管理。工場では受配電設備の点検でなく、生産設備のメンテナンスや、生産技術、SDGSなどの環境保全にも取り組むことがあります。

年収レイヤー別
ビルメンテナンス=<電気保安協会<プラント

 ビルメンテナンスと保安協会の年収レンジは、同等もしくは電気保安協会の年収の方が高い傾向にあります。ただ、ビルメンテナンスは大型のショッピングモールやデータセンターなど、大規模施設の管理(特高受電設備が必要)を行う場合に、第二種電気主任技術者の資格が必要になり、その分年収ベースは高くなります。

 一方でプラントの電気主任技術者向けの求人は、高度な専門技術を必要とし開発フローを理解し、生産性向上、省エネ対策など、生産技術者として従事するケースが多いため、その分年収ベースが高くなります。

転職活動の戦略について
 各年代、経験値によって戦略は変わりますが、何を求めるかでターゲティングする業界が、おおよそ確定します。

転職の動機
・オーバーワークであること
・低賃金であること
・長時間の通勤をしている
・出張、転勤が多い
・ルーティンワークで退屈
・スキルアップしたい

おおよそ転職を検討される方が挙げられる、抽象的な理由です。より細かく紐解けば、もっと項目はありますが、だいたいこれらに該当するかと思います。

それらを解決するキーワード
・ワークライフバランスが整っている
・高年収
・勤務地の相談ができる
・スキルフルな職務内容

対義語を並べただけですが、求人情報はこのようなキーワードが盛り込まれていますよね。
では、転職で解決するための業界別の特徴を述べていきます。

ビルメンテナンス
 年収ベースは3つの業界で低い傾向にありますが、ワークライフバランスは安定しています。重労働な環境ではなく、残業も多くはなく、働きやすさを求める方におすすめです。
 また、未経験から参入しやすい業界であるため若手の方にもおすすめです。また、異業種でタフに働いてきた人でセカンドライフ的に働きたい方もおすすめできます。
 出張、転勤が少ない業界ですが、名の通りビルメンテナンスなので、都心部に求人が多い業種になります。

電気保安協会
 電気保安協会は、電気保安を専門に扱うエキスパートです。電気主任技術者としての資格を最も活かせる業界です。電気保安に特化している分、その他の設備に触れることは少ないですが、会社によっては改修工事や消防設備点検などをはじめ、総合的な維持管理を行っている会社もあります。
 電気主任技術者の「実務証明書」を取得することを目指します。実務証明書を取得できれば、1人称で仕事ができるようになり、年収UPも見込まれます。
 他の2業界と異なる点は、保安点検は外部委託者として行うため、請負の仕事になります。外部委託者として請負ができる規模(電圧)には制限があります。そのため、第二種電気主任技術者として仕事をすることは、少ない傾向にあります。(統括などの特殊な契約の場合は、外部選任という扱いで第二種電気主任技術者の資格を要する場合があります)
※それらを話すと長くなるので経済産業省の電気事業法に記載されているため、そちらで確認ください。

プラント業界は大きく分けて2つに分かれます。
・発電事業所(原子力、火力、水力、風力、太陽光、バイオマス)
・工場

発電事業所は、電力を供給するための設備の維持管理を行います。
 火力、バイオマスについては、石炭、石油、木質チップやバイオ燃料を燃焼させて、タービンが稼働することでエネルギーを得ることができます。そのため、電気主任技術者の他にボイラータービン主任技術者という有資格者が必要になります。
 原子力、火力、バイオマス、水力、風力は基本的に特高設備になるため、第二種電気主任技術者の資格が必要になります。

 一方で、工場での役割は、生産設備の動力源を管理する仕事です。受変電設備をはじめ、ユーテリティ設備(生産設備を動かすためのエネルギーを運ぶ設備、ボイラー、電気設備など)や生産設備(製品を製造するための機械)の維持管理です。生産する製品によって、役割は異なりますが、大まかにいうとこの2種類の設備を管理していくことになります。

 それぞれに言えることは、基本的に大規模設備になるため、年収レンジは高くなります。また、専門性の高い知識が必要になるため年収1,000万円の大台に乗ることもザラにあります。

キャリアアップ戦略
 年収UPやスキルアップを狙っていくには、職種もしくは業界のレイヤーを高めていく必要があります。このレイヤーというのは、給与の相場のことを指します。職種、業界の平均年収は相場で決まっています。そのため、年収を上げていくためには、相場の年収が高い職種、業界にフォーカスする必要があります。

 段階的な戦略を踏んでいく必要があるため、いきなり全くの未経験で、特高設備を扱う発電所の維持管理となれば、採用ハードルが高く選考通過率が著しく低くます。その場合は、職種のレイヤーを見定めて、オペレーターから参入するなどの工夫が必要になります。

 また、電気主任技術者の資格があってもメーカー系の経験がない場合は、二種の取得を目指して、特高設備を扱える資格を有して転職活動を行えば、間口が広がります。上を目指していくためには、適切な視座で、適切な努力が必要になります。

 より理解度を上げたい場合は、弊社転職エージェントにご相談ください。
ラインから気軽にご相談できます。

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